医療事務の仕事に資格取得は必須か

医療事務の仕事をするのに資格取得は必須ではありません。未経験でも始めることができます。ただし資格があるほうが知識や経験があることを証明できるため、取得しておいて損はありません。資格の勉強をする過程で学べることも多いので、簡単な資格から順番に取得してみましょう。

持っていて損しない医療事務の資格

IDカード

まず取得を目指したい医療事務技能審査試験

全くの未経験者でも3か月から6か月程度の学習期間で取得できるといわれている、最もメジャーな試験です。受付業務や診察報酬の計算に関して広く浅く知識が問われます。試験が毎月実施されているので、何度でもトライでき、まず何か資格を取得するならおすすめの資格です。

手軽に取得するなら医療事務認定実務者

合格率が約60%〜80%と言われており、未経験者が取得するのにおすすめの資格です。請求業務等専門的な内容はあまり含まれておらず、接遇やマナーなど受付業務で使う知識を重点的に問われます。独学でも比較的簡単に取得でき、毎月試験も行われているので、就職活動前などに手軽にとることができます。

制度に詳しくなるなら医療事務管理士

医療保険制度などの法規や保険請求事務に関して細かく問われるのが、医療事務管理士です。学科試験の問題数はそれほど多くなく、合格のカギを握るのは実技試験のレセプト点検問題とレセプト作成問題となっています。診察点数早見表に慣れ、スムーズに計算できるように訓練しましょう。

レセプトに強くなるならレセプト点検業務技能検定試験

受験資格として認定講座の終了が条件となっているため、受験するまでに少し時間がかかりますが、職業訓練でも行われるほど、就職に役に立つ資格の一つです。医療事務の中心業務となるレセプト点検業務に特化しており、レセプトに強いことを証明してくれます。自分一人で学習を進めていくのが大変な人は講座を受講して学習を進めましょう。

最高難易度といわれる医療報酬請求事務能力認定試験

医療事務資格の中で一番難しいといわれる試験ですが、持っていればそれだけで十分なスキルを証明できる資格です。ある程度知識があること前提の資格なので、ほかの資格を取得した後、さらにスキルアップを狙う際にトライしてみるといいでしょう。解くのに時間のかかる問題も多いので、戦略的に取り組む必要もあります。

取得を目指して損はしない医療事務資格

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資格の勉強はスキルアップも兼ねてしておけば間違いない

学習のゴールはもちろん資格取得ですが、その内容がそのまま実務につながっていることも多く、知っておいて無駄なことはありません。現場で見様見真似で覚えるには専門性の高い内容も多いため、独学でも一度テキストに目を通しておきましょう。通信講座などで体系的に学習できると効率よく勉強を進めることもできます。使える時間とお金の相談をして、自分のペースで学習を進めましょう。